英語リスニングとディクテーション(千葉県公立高校入試対策)

千葉県公立高校入試の英語は、リスニングの配点が100点中33点(2020年度前期)と大きいのが特徴の1つです。希望の高校合格に向けて、しっかり対策をして良い点数に結び付けましょう。

過去問を入手する

まず千葉県公立高校入試の過去問を購入しましょう。リスニングデータもしくはCDがついているはずですので、この音源を使ってリスニングの練習をしていきます。なお、ご参考までに以下のウェブサイトから過去問を閲覧することができます。

2021年度(令和3年度)より、千葉県公立高校入試の英語は試験時間が50分から60分となります。試験内容がどのように変わるかは分かりませんが、千葉県全域の中学生に影響のある試験ですので、リスニングの出題方法が過去の問題から大きく変わるようには思いません。いずれにせよ、過去問を通して問題形式に慣れておくことや、必要な英語レベルを把握することは、試験本番で実力を十分に発揮するのに役立つはずです。

なお、千葉県公立高校入試の変更点などについては、千葉県教育委員会の「令和3年度高等学校入学者選抜情報」に目を通しておきましょう。

月・曜日・数字を書けるようにする

月・曜日・数字を書けるようにする、中学1年生の1学期の学習内容ですが、毎年のようにリスニングで書かせる問題が出題されています。出題は1問ですが、配点は3点です。取りこぼしのないよう、もう一度練習しておきましょう。「2月」「木曜日」「5番目」しっかり書けますか?

【月・曜日・数字を書かせる出題】

  • 2020年度前期 January
  • 2019年度前期 October
  • 2018年度前期 Sunday / eight
  • 2017年度前期 Saturday / twelve
  • 2017年度後期 second

※千葉県公立高校入試問題の出題

ディクテーションで練習する

ディクテーションとは

ディクテーションとは聞こえてくる英語の音声を書き取ることです。

ディクテーションをするにあたって用意するものは以下の3点です。

    1. 筆記用具(ノートとペン)
    2. リスニング音源
    3. リスニング音源のスクリプト
      ※スクリプトは、書き取った英語が正しいか、答え合わせをするのに必要です。
      ※市販の千葉県公立高校入試過去問は、リスニング音源も、スクリプトもついているはずです。

さっそく問題を2問出しますので、何と言っているか、空欄の英語を書きとってみてください。
出典: Success English

【問題1】 


_______ _______ the _______ at the next _______, and it’s five minutes’ _______ _______ _______.


【問題2】


_______ you later.  _______ _______ back _______ _______ _______ _______ _______.


正解は…
【問題1】
Get off the bus at the next stop, and it’s five minutes’ walk from there.
(次の停留所で降りてください。そこから歩いて5分です。)

【問題2】
See you later. I’ll be back as soon as I can.
(後で会おう。できる限り早く戻るよ。)

赤文字が正解でした。

書き取れない要因

英語の書き取りできましたでしょうか。なかなか難しかったのではないでしょうか。

書き取りができない主な要因としては

  1. 単語を知らない
  2. 単語を知っていても発音ができない
  3. 音と音のつながりが発音できない
  4. スピードが速すぎる

ことが考えられます。

「1.単語を知らない」と当然書き取りができません。千葉県公立高校のリスニング問題の英語内容は易しめですので、書き取り練習をして知らない単語があったら覚えてしまいましょう。

「2.単語の発音ができない」について、【問題1】 bus, stop, walkは、見てしまえば簡単な単語ですが、何も見ないで書き取りとなると難かったのではないでしょうか? 自分が発音できる音は聞こえるのですが、自分が発音できない音は聞き取りができません。日ごろから教科書の音声を聞いて、音読をするという基本練習が活きるのがリスニングです。発音の確認方法については「Google翻訳で発音の発音チェック」をご参考ください。

「3.音と音のつながり(リエゾンと言います)」は、書き取りをして初めて認識できることが多いです。【問題2】 as soon as は、3単語をそれぞれはっきり言うのではなく、「soon」「as」 の「n」と「a」を「na(ナ)」とつなげて発音します。書き取りをした後は、スクリプトを見て英文を確認し、発音の練習をしましょう。繰り返しますが、 自分が発音できない音は聞き取りができません。聞き取りだけでなく、発音することもセットで練習しましょう。

「4.スピードが速すぎる」については、ディクテーションの題材を考える必要があります。しかし、千葉県公立高校入試のリスニングは、無理のないスピードですので、過去問を使って練習しましょう。

入試問題の音声でディクテーションをする

さっそくディクテーションをしてみましょう。千葉県公立高校の入試問題の音声を流して、ノートに英語を書きとってみてください。音声は何度再生しても構いません。ディクテーションは時間がかかる勉強法なので、最初は大問1の短い英文から始めてみてください。

千葉県公立高校入試 2020年前期
大問1 No.1(約8秒)

Excuse me. Can I borrow your pen?
Of course. Here you are.
Thank you.

短い文章ですが、正確に書き取れましたか? borrow聞き取れましたか? Here you are. 発音も練習してくださいね。
(※音源は過去問を購入してください。)

慣れてきたら、大問2や大問3にもトライしてみてください。それぞれ40秒ほどの文章なので、大問1の文章よりもかなり長くなります。難しければ、文章の半分までで区切るなど、無理のない範囲で進めていきましょう。なお、人の名前などの固有名詞は書き取る必要はありません。

リスニング問題をただ聞いて問題を解くだけの繰り返しでは、問題慣れするという点では意味がありますが、リスニング力をどこまで上げられるか分かりません。ディクテーションは、音声を聞いて、文字として書き取ることで、自分が聞き取れない音を発見することができます。自分の弱点を把握できたら、後は発音の練習です。スクリプトで英文を確認した上で、音声を流して音読しましょう。この継続がリスニング力の向上をもたらします。勉強方法を整理します。

  1. 音声を聞きながら書き取りをする。
    ※音声再生回数は5回前後が目安
    ※人名などの固有名詞は書き取る必要はない。
    ※難しければ短い文章で行う。(千葉県公立高校入試の過去問であれば前期大問1)
  2. スクリプトを見て、書き取れなかったところを確認する。
  3. スクリプトを見て、音声を流しながら音読する。
  4. スクリプトを見ないで、音声を流しながら音読する。(シャドーイング)

ディクテーションは、時間と手間がかかるので大変ではありますが、リスニング力向上におすすめの練習方法です。また、書き取ることで単語のつづりを覚える事にもなりますし、自分の書き取った英文とスクリプトを照らし合わせることで、正しい英文になっているか文法を確認できるメリットもあります。

当塾Eduhouseの中学3年生コースでは、千葉県公立高校入試の過去問を使ってディクテーションの練習をします。

ディクテーションのおすすめツール

パソコンをお使いの方のみとなりますが、音声再生フリーソフトOkoshiyasu2(おこしやす2)を使うと、音声再生スピードを変えることができたり、聞き取れない箇所を何度も再生できる機能があったりと便利です。ディクテーションをノートに書くとなかなか大変な作業なので、私はOkoshiyasu2を使って音声を流し、Windowsのメモ帳にタイピングして練習しています。

Okoshiyasu2(おこしやす2)については、以下のサイトの説明が分かりやすいのでご紹介しておきますね。

その他

その他、リスニングの試験にあたって、いくつか大切だと思う点を記載しておきます。

日ごろから教科書を音読する

「発音できる」と「聞き取れる」は表裏一体です。日ごろから英語の教科書を、お手本の音声を聞きながら音読しましょう。音読は、リスニングと発音の両方のトレーニングになります。授業中の音読の時間も大切にしてくださいね。公立高校の入試問題は、教科書の内容がしっかり理解できていれば、十分に点数が取れる問題です。

問題の設問に目を通す

リスニング音声が始まる前に、問題の設問に目を通しておきましょう。

千葉県公立高校入試 2019年前期
大問3 No.1
A. In a flower shop.
B. In a hospital.
C. In a bookstore.
D. In their home.

例えば、この設問に目を通すと、場所についての質問を聞いてくることが予想でき、あらかじめ聞き取るポイントが分かりますね。

質問文を注意して聞き取る

リスニング時に特に注意したいのが質問文です。

千葉県公立高校入試 2020年前期 大問2, 大問3

  • What does the girl want to buy?
  • How will the weather be tomorrow and the day after tomorrow?
  • What does the man want to do?
  • Why will the show start late?

質問文だけを列挙してみました。質問文のはじめの疑問詞(What, How, Whyなど)が、答えを出すにあたって大切です。特に質問文は正確に聞き取れるまで、ディクテーションで練習しましょう。なお、リスニングは2回流されますので、1回目の本文が聞き取れなくても、1回目の質問文からが勝負です。1回目の質問文をしっかり聞き取って、2回目の本文に集中して答えを出しましょう。

公立高校入試の合格に向けて、皆さんの英語学習を応援しています。

Good luck with your exam!