英単語の覚え方

英語力を支える土台である英単語、英語学習に欠かせない重要な要素ですが「英単語が覚えられない」という声をよく聞きます。そこで、英単語の勉強方法を整理してみましたので、参考にしていただければ幸いです。

具体的な目標を設定する

SMARTに従って具体的な目標設定をしましょう。SMARTとはSpecific(具体的), Measurable(測定可能), Achievable(達成可能), Relevant(関連性), Time-based(期限をつける)という、具体的な目標設定をするための5つの観点の頭文字をとったフレームワークです。

  1. Specific(具体的)
    • 「教科書の試験範囲の単語を覚える」「単語集1冊を終わらせる」など具体的な目標を設定しましょう。なんとなく勉強するのと、計画的に勉強するのでは、後々大きな違いが出てきます。
  2. Measurable(測定可能)
    • 単語集を使うならば、総単語数を1日単位まで割り算して数値化してみましょう。1冊1,000単語なら1,000単語÷100日=1日10単語を覚える、など測定可能で具体的な数字目標を置くことで、学習しやすくなります。
  3. Achievable(達成可能)
    • 1日50単語覚えるなど数値化しても、自分には達成が難しそうな目標を置いては心が前を向かず継続できません。自分が達成可能な目標を設定しましょう。
  4. Relevant(関連性)
    • 何のために英単語を覚えますか? 「受験合格」「英検3級」「定期テストで80点を取る」など自分の大目標をまず定めましょう。その上で、自分の大目標を達成するために必要な英単語の学習計画を作りましょう。必要な英単語については、学校や塾の先生に聞いてみるのも一案です。
  5. Time-based(期限をつける)
    • 12月末まで・夏休み前までなど、目標には期限を設けましょう。記憶はどうしても忘れてしまうものです。単語集であれば、目標期限までに2周できるように余裕をもった計画を立てておくとよいですよ。
    • 学習の進捗を確認することも忘れずに。必要に応じて、学習計画を修正する柔軟さも持っておきましょう。

繰り返し勉強する

一生懸命覚えても忘れてしまうのが人の常ですので、何回も繰り返し勉強すること大切です。繰り返し学習する方法をご紹介します。

  1. 日本語訳を見る→英単語が言えるか確認する
    • 「英単語を見て、日本語訳が言える」ことも大切ですが、英単語が出てこないと「話せない」「書けない」ことになってしまいます。「日本語訳を見て、英単語が言える」かを確認することを推奨します。
  2. 覚えられなかった単語に×や✓の「印」をつける
    • 覚えられなかった単語は、後で学習できるように×や✓の「印」をつけておきましょう。この時「印」は後で消せるようにシャーペンなどで記しておきましょう。
  3. 翌日「印」の単語を再確認、覚えられたら「印」を消す
    • 「印」のしてある単語は、翌日もう一度トライしてみます。覚えられたら「印」を消して、覚えられなかったら「印」は残して、翌々日に再チャレンジ。こうやって、徐々に覚えられない英単語を減らしていきます。
    • この学習方法を取る場合は、1日に覚える英単語は少なめに設定しておきましょう。そうでないと、覚えられない単語が雪だるま式で多く、重くなってしまいます。
  4. 繰り返す
    • 期間を置いて、もう一周してみましょう。覚えられなかった単語は再び「印」をしていきます。恐らく「印」がゼロにはならないと思いますが、「印」の数は減っているのではないでしょうか。「印」が少なくなれば、学習する負担も減りますので、1周目よりは2周目が、2周目よりは3周目が楽になってきます。
    • 単語集を覚えるのであれば、少なくとも2周はできるような時間の余裕をもった学習計画を立てておきましょう。

「見る・書く・聞く・声に出す」を組み合わせる

英単語の勉強ですが、単語集をひたすら「読む」ことだけに偏っていませんか? 「見る・書く・聞く・声に出す」を組み合わせることで単語の定着率が高まります。英単語の意味が日本語で言えても、イコール「英語が使える」とはなりません。特に「聞く」「声に出す」を実践している人は少ないように思いますが、使える英語を身につけるための重要なプロセスです。

  1. 見る
    • 単語集やノートは見ながら覚えられるので、最も簡単な勉強方法ですね。いつでも確認できるよう単語集やノートはカバンに入れておきましょう。
  2. 書く
    • スペリング(つづり)が難しい単語は書く練習が有効です。学校の宿題で書く練習が出されていませんか? 学校の宿題も大切にしていきましょう。
  3. 聞く
    • スペリングは文字だけより、音と合わせたほうが覚えやすいです。後述しますが、フォニックス(発音と文字のルール)を知っておくと、なぜこのスペリングで、この発音になるのか、連結しやすくなります。
    • 単語集を使う場合は、発音が確認できる音声付きの単語集を選びましょう。
  4. 声に出す
    • 英単語の意味もスペリングも分かっていても、発音できないとその英単語を使えるとは言えません。「聞く」と同時に「声に出す」ことで、英単語の定着率を高めることにもつながります。
    • 「見る」「書く」「聞く」「声に出す」いずれも重要な英語の機能ですので、組み合わせて学んでいきましょう。

その他の学習のコツ

  1. スキマ時間を使う (Use spare time) 
    • 英単語は10分あれば勉強できます。移動時間や勉強の合間を使って、軽い気持ちで練習していきましょう。
    • まだ時間が足りないのであれば、できることは何か自分の1日を冷静に振り返りましょう。朝ゆっくり寝ている時間、ゲームをしている時間、マンガを読んでいる時間、うまく活用できる時間はありませんか? ちなみに英単語は、ゴロゴロしながらも勉強できますね。
  2. 習慣を味方につける (Form habits)
    • 「3週間続けば一生が変わる(ロビン・シャーマ)」と本のタイトルにもなっているように、最初の3週間を乗り切れば、勉強が習慣になります。いろいろ気を揉むよりも、手を動かし、目・耳・口を使って勉強を始めましょう。この本の言葉をひとつ紹介しておきます。「はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる(イギリスの詩人 ジョン・ドライデン)」
  3. 幅広く英語に触れる (Put English in your life)  
    • 英単語だけを勉強しないことも大切です。音楽・映画・ドラマ・マンガ・本… 自分の好きなものを英語で楽しんでみてください。単語集とは別の場所で英単語に出会うことで、初めて英単語の使い方が分かるものです。
    • なお、単語集などで勉強していないと、別の場所で出会ったとしても、そもそも英単語が自分に訴えてこないのでスルーされるだろうこともお伝えしておきます。英単語の勉強と、幅広く英語に触れる、両方が大切です。

オススメの英単語集(中学生向け)

単語集は

  1. 音声があるもの(聞いて覚える・声に出して覚えるため)
  2. 例文が書いてあるもの(英単語が文中でどのように使われるかを確認するため)
  3. 自分が使いやすいと感じるもの(いつでも携帯したいと思えるか)

を選ぶと良いと思います。私のオススメの英単語集(中学生向け)を合わせてご紹介しておきますね。

高校入試に必要な英単語896単語を収録する「キクタン【中学英単語】」と英熟語416を収録する「キクジュク【中学英熟語】」(出版社 アルク)の両方が中学生にはオススメ。CDは単語の音声を確認できるだけでなく、リズムに乗って単語を覚えるので楽しいです。発音記号、例文も掲載されており、また学年別・品詞別に掲載されているので、どの学年の方も学びやすいです。

高校入試までに必要な1200語を収録している「中学英単語をひとつひとつわかりやすく。」(出版社 学研プラス)もオススメ。音声CDで単語の発音が確認でき、大切な単語はイラストつきでイメージしやすく、例文も豊富です。各ユニットに確認テストがあるため学習管理ができて、学年別の記載があるため、どの学年でも学びやすくなっています。

オススメの学習ツール

  • 英単語アプリmikan
    • 収録語数が多く、4択問題で分かりやすい。苦手な単語だけ復習できて、音声も確認できる優秀アプリです。
  • Clear 勉強ノートアプリ
    • 全国の学生や塾が公開しているノートが見れるアプリです。自分に合った学習方法に出会えるかもしれません。
  • あいうえおフォニックス
    • フォニックスとは、アルファベットのつづりと発音のルールで、このルールを分かりやすく解説してくれるだけでなく、発音の方法もイラストで分かりやすく示してくれるYoutubeチャンネル。

スライド

パワーポイントで作成したスライドもご紹介しておきますね。

Good luck with your English studies and have fun!